墓石の種類

1)和型墓石

  1. 和型墓石
  2. 最も標準的な墓石の形で、仏舎利塔を原型に江戸時代にできたといわれています。土台を2段に重ね、その上に棹(竿)石と呼ばれる縦長の石が載っています。石は上から「天(家庭円満)」「人(人望)」「地(財産維持)」を表しています。

    棹(竿)石には「◯◯家墓」「先祖代々墓」などと刻まれます。和型の美しさを際立たせるため細部に加工を施すことがよくあります。

    棹(竿)石にトキン加工を施すと、神道専用の和型墓石になります。

2)洋型墓石

  1. 洋型墓石
  2. 横幅の広いモダンな墓石で、公園墓地や芝生墓地でよく見かけるタイプです。台石が1段のものと2段のものがあります。和型と比較して墓石に刻まれる文字の自由度も高く、洋風のイメージが好まれ最近人気が高まっています。

3)デザイン墓石

故人の生前の趣味や思い出をお墓の形にしたものなどや、最近では生前建墓でご自身の思いや気持ちを形にしたものなどがあり、個性豊かな様々なデザインが施された墓石で、故人の人生を語るのにふさわしいものです。ガラス製のものなどもあり、素材の自由度も高いのが特徴です。

石材の種類

お墓に使われる石材は、御影石(みかげいし)と呼ばれる花崗岩が代表的です。他にも安山岩や凝灰岩などが使われています。堅牢で耐久性があり、落ち着いた色調で美しい模様の入ったものが高級石材として好まれます。

石材の種類によって、それぞれ色や模様に特徴があります。大きく色で分けると、白御影石など白系の石、スウェーデン産の黒スウェーデンなど黒・濃灰色系の石、岡山産の万成などピンク系や赤系の花崗岩、安山岩の高級墓石材である本小松やインド産のグリーン御影石などの青・緑系の石材があります。

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もともと墓石は、その地方で産する石を使ってつくられてきましたが、最近では産出量が減っており、希少価値が高まっています。そのため外国からも、たくさんの種類の石材が輸入されるようになっています。

産地はお隣の中国が最も多いのですが、フィンランドやスウェーデン、北米、アフリカ産の石など遠方からも輸入されています。お手頃な価格のものから超高級石材までバラエティに富んでいることもあり、いまでは外国産の墓石の流通量が、国産を大きく上回るようになりました。

書体の選び方

和型のお墓は子々孫々受け継がれ、継承者の遺骨を合祀していく場合がほとんどですから、家名が刻まれるのが一般的です。書体としては「楷書体」「行書体」「天心行書体」「草書体」「隷書体」が多く用いられます。なかでも楷書体が読みやすいため人気があります。

  1. 書体のサンプル
  2. 洋型のお墓に刻む書体は基本的に自由です。立体的な彫刻文字やお花などをモチーフにしたレリーフ、自筆の文字を彫刻することなどもできます。

    ただし、寺院や霊園により、文字の刻み方に決まりがあることがありますから、まえもって確認しましょう。

家紋の入れ方

家紋を入れる場所や個数は、墓所の規模に応じ、全体とのバランスを考えて決めます。

  1. 一般に和型の場合には、以下のいずれかになります。
    ・水鉢に1つ
    ・上台に1つ
    ・棹(竿)石の家名の上に1つ
    ・外柵の左右2つ
  1. 洋型の場合は、
    ・花立ての左右2つ
    ・外柵の左右2つ
    に配するのが一般的です。